KERATOCONUS
円錐角膜
角膜の形が少しずつ変わり、近視や乱視が強くなることがあります。早めの評価と継続的な経過観察が大切です。

ABOUT
円錐角膜とは
黒目の表面にある透明な角膜が薄くなり、前方へ突出することで、角膜の丸みが不規則に変化する病気です。そのため乱視が強くなり、視力が低下したり、眼鏡をかけても像がすっきり見えなかったりします。
若い年代に変化が始まることがあり、初期には普通の近視や乱視との区別がつきにくい場合もあります。片目ともう片目で進み方が異なることもあるため、見え方だけで判断せず、角膜の状態を調べることが大切です。
SIGNS
このような変化があればご相談ください
- 近視や乱視の度数が短い間に変わった
- 眼鏡を替えても見えにくい
- 片目だけ像がゆがむ、二重に見える
- 健診などで円錐角膜の疑いを指摘された
角膜の形が変わると、通常の眼鏡では補正しにくい「不正乱視」が生じることがあります。度数の変化が続く場合や、矯正しても視力が出にくい場合には眼科でご相談ください。
EXAMINATION
どのような検査をするのか
症状やこれまでの度数の変化を確認し、視力と角膜の状態を調べます。必要な検査は診察結果によって異なります。
視力・屈折検査
近視や乱視の程度、眼鏡などでどのくらい見えるかを確認します。以前の眼鏡処方や検査結果があれば比較に役立ちます。
細隙灯顕微鏡による観察
角膜の表面や透明性など、目の前方の状態を確認します。
角膜の形・厚みの評価
必要に応じて角膜のカーブや厚みを詳しく調べ、円錐角膜が疑われる変化や、その後の進行を確認します。詳しい検査が必要な場合は、専門医療機関への紹介も検討します。
CARE
見え方の補正と進行への対応
状態に応じて、眼鏡やコンタクトレンズで見え方を補正します。眼鏡で十分に見えない場合には、ハードコンタクトレンズや特殊なレンズが選択肢になることがあります。
進行が疑われる場合には、角膜の形や視力の変化を継続して確認することが重要です。専門的な治療が必要と考えられる場合は、角膜クロスリンキングなどの適応や費用も含めて、専門医療機関で相談する方法があります。どの治療が適切かは、進行の有無や角膜の状態によって異なります。
目を強くこすらないようにしましょう
目をこする習慣は進行に関係すると考えられています。かゆみがある方は、アレルギーなどの症状についても診察時にご相談ください。
FOLLOW-UP
診断後も、定期的な確認を
自覚できる見え方の変化が少なくても、検査で角膜の形に変化が見つかることがあります。円錐角膜と診断された方や疑いを指摘された方は、医師から案内された間隔で受診を続けてください。
現在の眼鏡・コンタクトレンズ、以前の処方や検査結果があれば、診察時にお持ちください。
INFORMATION
見え方の変化が続く方へ
軽度では通常の近視や乱視と区別しにくい場合があります。度数の変化が続くときや、眼鏡を替えても見えにくいときは眼科でご相談ください。
診療責任者:院長 山㟢 圭(やまさき けい)|更新日:2026年10月2日|参考:日本眼科学会「円錐角膜」